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2013.1.10

ゼリーのイエ写真展「しあわせのゼリー」at tapie style

1月18日(金)~22日(火)に
メインギャラリーで
「ゼリーのイエ写真展「しあわせのゼリー」at tapie style」を開催される、
エディターでありライターでもある、いなだみほさんから、
こんな素敵なメッセージが届いています。
少しずつ広がっていく志の輪が感じられます。ぜひご一読下さい。
イベントご参加のお申し込み、ご来場をお待ち申し上げております。
タピエスタイル 主宰 玉井恵里子

***

きっかけは3.11

2011年3月からこっち、ずっとずっと北国のことを考えていました。
コンビニやパティスリーやカフェや
本屋さんのレジ横にある募金箱を見かけては、小銭を少し、
デパートで東北物産展をしてると
聞きつけては買い物に行ってみたり、
スーパーで青森産のりんごを買ってみたり。
そして、自分でも少しずつ
東北地方のお菓子のお取り寄せをはじめてみました。
「ブログで紹介しようと思って」と話したら
カメラマンの坂上正治さんが写真を撮ってくれることになりました。

そのお菓子の1つが「ゼリーのイエ」のゼリー。
福島県いわき市にあるお店は、
震災後しばらくお休みされたのち営業を再開。
だけど、通信販売はされたりお休みしたり。
ささやかなブログでのご紹介にも関わらず
ご主人の杉山修一さんは、わたしのブログの主旨をお伝えしたら、
こころよく送ってくださると言ってくださいました。
そんな貴重なゼリー、
わたしが独り占めしてしまうのはもったいないな。
そんなふうに思っていたら
「みんなで食べましょうよ!」と
カメラマンの沖本明さんが声をかけてくださって
DMやちらしポストカード作りは
le mielの副島幸子さんがお手伝い。
そして西宮にある雑貨ショップ&ギャラリー「マノン」さんで
イベントをすることになりました。
カラフルで懐かしい雰囲気のゼリーは、
かわいくておいしくて。
みんなで食べると本当においしかった。
坂上さん、沖本さんのゼリーの写真もギャラリー内を
ステキに彩ってくださって、本当に楽しいひとときを
いらしてくださったみなさんと共有することができました。

その後、わたし達が行ったイベントを知ってくださった
神戸・北野のフレンチレストラン「グランメゾングラシアニ」の
森永正宏シェフが、
「よかったら、うちでもしませんか?」と声をかけてくださいました。
築100年以上、神戸市の重要文化財でもある
レトロな洋館レストランでゼリーを楽しめるなんて!
ステキな申し出をお断りする理由もなく、
ゼリーと一緒に、森永シェフにもフランスのジュレ菓子・ブランマンジェも
デモンストレーションも合わせて楽しむイベントが実現しました。

それからも少しずつ東北地方のお菓子を取り寄せる日々を過ごす中、
今度は「マルメロ」さんとゼリーイベントを行うことに。
東日本大震災以降、食に対する思いがより強くなり、
ワークショップや料理教室などで、
少しずつ食材や食材を取り巻く環境のことを
発信しつづけている安藤美保さんと池元雅子さん。
同じ気持ちが重なって、3回めを開催。
青森のりんごを使ったマフィンと福島のゼリーを
たくさんのみなさんと味わいました。

そんな3回のイベントは、決してわたしが主導したものではなく
「ゼリーのイエ」さんの魅力的なゼリーと
みなさんの気持ちでできあがったもの。
身体もメンタルも弱いわたしは、
あの3月11日は、正直参ってしまっていました。
テレビも新聞もインターネットも
見るのが怖くて、知るのが怖くて。
そして神戸でのことを思い出してしまい、
なんにもできないで「怖いね」「怖いね」と言うばかりだったのです。
それでも「何かできないかな」と考え、
せめて東北にお金を落とせることをしよう、
そう考えてお取り寄せを始めました。
勢力的に現地にボランティアに行く方々からすると
我ながら情けないものです。

まわりの方々のご尽力で行うことができたゼリーイベント。

キラキラのゼリーを仲良しの友達同士も「はじめまして」の人同士も
「いろんな味を楽しみたい」って分け合って食べる、
福島生まれのゼリーが引き寄せてくれるそんなしあわせの時間を
共有できることを、本当にうれしく思います。
そして、「ゼリーのイエ」のご主人・杉山修一さんは
「遠くの関西で福島県のいわき市のゼリーが、
風化してしまいそうな福島を忘れないでいただけるきっかけになる事は、
とても大切な事なのではないかと思い、感謝しています」と。
通常なら、電話やFAX、インターネットで商品を購入して、
終わるはずだった、ブログ企画「北国のおかし」なのに
なぜか「ゼリーのイエ」さんとは、ライブな声のやりとりができ、
福島の現状などを伺うことができていることは、
本当にご縁があった、としか言いようがありません。

そして、4回め「タピエスタイル」さん。
これまで会場をかわいく彩ってくれていた
坂上さんと沖本さんのゼリーの写真を
「展示しませんか?」と
オーナー玉井恵里子さんがご連絡をくださいました。

これはゼリーの持つパワー!?
人は、甘いものを食べると自然と笑顔になります。
眺めるだけで心ときめき食べると笑顔になれる
福島「ゼリーのイエ」のゼリー。
かわいいゼリーで楽しい時を過ごして、
東北地方のことを少し心の片隅にでも。

いなだみほ

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PHOTO:坂上 正治

●ゼリーの予約方法・19&20日イベント参加申込方法
http://mihozou.exblog.jp/18322895/

●いなだみほさんHP:http://mihozou.exblog.jp

皆様のご来場を心からお待ちしています。

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